2009年11月29日日曜日

それはエゴなのか?

「距離感」というものを考える。







まぁ、ココで言うのは、

作り手と曲との距離感のことを言うんだけれど。




自分しか知らない事。

自分しかわからないことを

どれだけ人に知ってもらうか?

自分しか知らない光景や心象風景を

どれだけ聞き手に対して見せる事が出来るか?

そしてそれを聴いて聞き手が想像できるだけの余白を

どれだけ与える事が出来るか?



いい曲っていうのは、作り手と、その曲の主人公との距離感が

絶妙なバランスで配置されていて

聴いてる方は、勝手にその曲を、自分に当てはめられたり、

勝手に想像できたりするんだけど。



ぼくの場合、歌のテーマはプライベートな事にあったり。

自分しか知らないようなこともたくさん歌にしている。

だからって、その曲に対して、

自分があまりにも近すぎてもいけない。

ナルシズムで完結してはいけない。

かといって、逆に自分と曲の距離が遠すぎると。

なんだか、嘘っぽく聞こえたり、他人事のように聞こえたりする

そんなリスクもある。


客観的に、自分をどれだけ、遠ざけられるか?

ないしは、近からず、遠からずのいい距離感を保つか。が勝負。

下手をしたら、その曲の中の想いや感情が、

ただの自分のエゴのようになってしまって

まったく共感できない駄作になってしまう。




たとえば、

「ぼくはりんごを見つめてる」

って歌詞があったとする。


このままだと「ぼく」が「りんご」を見つめてるだけで終わるんだけど。


「きみはりんごを見つめてる」


っていう歌詞に変えると。

「りんご」を見つめる「きみ」を

「ぼく」が見つめてるニュアンスになるでしょ。





簡単に言えば、これが距離感。


これだけで全然意味も響きも変わってくる。


ぼくの場合、作詞はこれの繰り返し。




言葉は深い。


難しい。




まぁ。でも。








そんなこんなで、何が言いたかったかというと。


昨日自分で書いた曲の距離感が曖昧だなぁと思って、

さっきまで何度も何度も書き直してたら

もうわけわかんなくなって、結局ボツにしてしまったんだけれど。

ただボツにするのはあまりにもかなしいので、

そんないいわけがてら。反省の意味も込めて

つらつらと書いてしまったわけです。

あはん。


もっと精進します。





ライブありますよ◎

---------------------------------------------------------------

■12/18(金)大阪 南堀江Knave
「あやつれ、さこん!~北海道も大阪も同時にあやつれ!~」

開場18:00/開演19:00
チャージ 前売2000円/当日2500円(ドリンク別)
チケット発売11/7(土)

《出演》SACON with ジョニー(fromアシガルユース,ex.左近誠道バンド)
/石田 誠(from ASTRONFILM,ex.左近誠道バンド)/chocolatre/
大柴広己/and more...


■12/19(土) 大阪 梅田アムホール
「NEXT FUTURE」
出演: トランク 
ゲスト: 大柴広己 他

開場19時 開演19時半
前売3000円(ドリンク別) 当日3500円

http://www.amhall.jp/
〒530-0057 大阪市北区曽根崎2-14-17 CIビル3F
アムホールお問い合わせ先 TEL.06-6362-2001

---------------------------------------------------------------

■各ライブのチケットご予約は以下チケットフォームにて。受付します。
ライブの日付。お名前。人数を書いて送信◎

http://www.formzu.net/fgen.ex?ID=P49954270


■大柴広己は月に一度メールマガジンを発行しています。
登録・退会はこちらへどぞ。

(PC用メルマガ)  http://bak-net.com/maga/

(携帯用メルマガ)  http://bak-net.com/maga2/index2.cgi