2009年6月16日火曜日

戻ってくれば。

おはようございます。

東京に戻ってくれば。さっそく雨。

大柴です。



こないだの日曜日。
かれこれ10年の付き合いになるバンド。
「おかん」のワンマンライブのゲスト出演で
梅田HEP HALLでした。

見に来てくれたたくさんの皆さん。ありがとう。


彼らと出会ったのは10年前。
ぼくが17歳の頃にはじめて出たライブコンテストで
ドキドキしながら自分の出演を待っていた時の事でした。

ステージを所狭しと駆け巡る、ボーカル。
耳をつんざくギター。坦々リズムを刻むベース。ドラム。
高校生とは思えない今と変わらぬ抜群のライブパフォーマンスで
ぼくは度肝を抜かれたのを覚えてます。

そのコンテストは彼らが優勝。
そして。ぼく、準優勝(笑)

しかも。その次の年のコンテストも。
なんと。彼らが優勝。
そして。ぼく、準優勝。2年連続。

これはとても悔しかった。

だから、ぼくはそれ以来、何かにとりつかれたように練習した。


そんなこんなで。

早いような遅いような。あっという間に10年。

その間、彼らは神戸のバンドシーン。

ぼくは弾き語りのシーンでお互い活動してたのだけれど。


今回、彼らのワンマンライブのコンセプトが「家族の形」。
そのコンセプトの元、長く付き合いのあるミュージシャンを
ゲストに呼びたいという意向で、
今回の共演と相成ったわけでございます。



話を頂いたからには、ぼくは当然。全力で唄う。
途中、ギターの電池が切れてブツブツいってたりしたけど。関係ない。

とにもかくにも、10年分の想いをぶつけてきました。

自分のMCでも言ってたけど。
あの時出演した400組近いミュージシャンの中で
音楽続けてるの、僕らしかいないんだよね。

ぼくも、彼らも。何かを信じてしぶとく続けてる。

何かを変えるために?
自分が変わるために?
何かを掴むために?
誰かに届けるために?

想いはそれぞれだけど。

なんとなくじゃなくて、
そのふわふわした「想い」を
はっきりと自分の物にする必要があるとぼくは思うんだ。

自分の気持ちが想いに乗ったときに
それは何倍にもなる。

簡単に説明できるけど
それはとても難しい。

どれだけの苦しい道がこの先待ってるかは
わからないけどね。