帰省した時に、いつも立ち寄る。
かれこれ、もう8年くらいになるかなぁ。
大阪の枚方にあるビンテージギターショップ。
「アウトプット」
ひさしぶりに、
車を走らせて遊びに行った。
いつも、いらっしゃい。のひとことで迎えてくれる。
店長、園尾さん。
17歳高校生の時、どうしてもギブソンのギターが欲しくて、
ぼくは、一ヶ月間、毎日魚屋さんでアルバイトをした。
そのとき稼いだ15万円で、
ぼくは念願のギブソンのアコギを買ったのだけれど。
うれしかったなー。
毎日毎日、学校から帰ってギターを弾くのが楽しみだった。
ただ、そのギターは三ヵ月後に
自転車でずっこけて、ネックがまっぷたつに折れた(笑)
もう、目の前が真っ暗になって
泣いてすがりついた楽器屋がここだった。
持って行った時、「しかたないなー。」って感じで、
高校生にも払える格安の金額で修理してくれた店長は
その時、天使にも思えた。
が、今はどう考えてもただのヒゲオヤジだ(笑)
だけど、腕利きのリペアマン。
そして音楽をまるで知らなかったぼくに
洋楽の素晴らしさを教えてくれたひと。
ダニー・ハザウェイ、
ジェイムス・テイラー。
昨日立ち寄った時は、ジャクソン・ブラウンが流れていた。
学校が終わったあとここで、
何時間もビンテージギターと洋楽に触れていた。
高校生の頃を思い出す。
そんな原点に戻れる場所って。
だれにでもあると思うけど。
ぼくは、ここだ。