2009年6月8日月曜日

旅日記。■6/2日 小豆島 ライブレポート

つづき、

■6/2日 小豆島 みれにあむホール

さすがに、超夜行性人間に6時起きはきつい。
うざったいくらいに朝日に叩きつけられ、起床。
わすれてた。実家は恐ろしく日当たりがいいのだった。

左近は意外に元気そう。ただ、ぼくは、ヘロヘロだ。
パンをミルクコーヒーで流し込み、
車にギターと機材を放り込んで、いざ、小豆島へ。

平日の高速道路はびっくりするくらい空いていて
もっとかかると思ったが、
予定時間の半分で、フェリー乗り場がある姫路についてしまった。

港に到着したのは9時40分。
9時45分のフェリーにはぜったい間に合わないと思っていたのだが
その場にいたフェリー乗り場のおじさんが「早く乗れ」というので
無理やり、のせて貰う。しかも、
チケット。かなり割引してもらう(ナイショでね)




小豆島に来るのは、これで二回目なんだけど、
相変わらず、とても素敵な島。
緑が多くて、ひともほんわかしてて。

港に着くと、早くも温泉に入りたいという、サコン。
主催の人との待ち合わせにも余裕があったので
オリーブ温泉という温泉施設に車を走らせる。

とても綺麗な温泉施設に着くなり、すっぽんぽんになる
男26歳。27歳。
広いお風呂は貸しきり状態だった。

ただ、カラダを洗っていると
真っ黒に日焼けした明らかに土木関係と思われる
アブドーラ・ザ・ブッチャー似のおじ様に声をかけられる。ああ。。。

こっちは何も話していないのに朝から妙なハイテンション。
聞きたくないのに、マシンガンのように繰り広げられる身の上話。
ぼくたちが、東京と札幌から来たミュージシャンだというと
やたらとコブ○ロの音楽を薦めたがる。黒ブッチャー。

やっばり、というか、やはり、土木の仕事をしていたらしく。
最近定年とともに一括で買った、52インチのアクオス液晶テレビの
自慢話を延々と聞かされる。
サコンは、「ぼくトイレ」と言って、その場を立ち去る。いや逃げる。

「小豆島のおいしいものはなんですか?」
と聞くと。即座に「ないっ!」
と答えられ。がっくりするも。
強いて言うなら、「そうめん」がとてもウマイ。という話を聞く。

「そうめん」を食いながら、酒を飲むのが
わしの一番の健康法じゃー。がははは。

おまえらも酒ばっかのんどったからあかんど。
ちゃんとわしみたいにそうめんも食わんと
健康を保てへんど。ぅわははは。




と、笑い飛ばした黒ブッチャーの下っ腹には
くっきりと手術跡があった。







今回小豆島に来る事が出来たのは
中谷さんというひとりのお客さんがきっかけ、

以前の高松のライブにも来てもらったのだけれど、
ライブが大好きな小豆島在住の彼女は、
島ということもあり、なかなか外へライブへいけないと言う事で
今回のライブの話を頂いた。
とても熱意を感じていたので、
ぼくらも今日の日をとても楽しみにしていた。

会場のみれにあむホールという場所は、
以前、学校で音楽の教師をしていたという三木さんと呼ばれる方が
自分の家の敷地内に作ったという、これまたなんとも贅沢な場所。

入り口は、普通に家の中に入っていく感じで
何か、友達の家に遊びに来た感覚だったんだけど
そのホールの設備はなんとも本格的。
セミコンのグランドピアノまで置いてあり、思わず圧倒される。

自分達で、入念なリハをやった後。本番。

本番が始まる頃には、
約50人もの、お客さんが待ちわびてくれていた。





まだぜんぜん無名のミュージシャンの為に、
こんなにお客さんが集まってくれたことにまず感動。

連日の疲れで声が満足に出なかったけれど
その分、気合で思い切り唄う。

年齢層が幅広いので、なるべく。分かりやすく
分かりやすいスタイルで唄う。
こういうステージは本当に勉強になる。

今日のサコンのステージは鬼気迫るものがあった。
ずっと京都で一緒に活動していた頃。
東京に上京した頃。
札幌で音楽活動をしている今。
全てを通じて今まで見たライブの中で一番よかったような気がする。

彼は今、北海道で、自分の道を見つけるために頑張ってる。
なんか、そんな思いを十分に感じたライブだった。


終わったあと、
地元の居酒屋さんで軽い打ち上げ。
お酒が飲めないのは残念だったけれど。

中谷さんのご実家に泊めてもらい。
初の小豆島ライブは、大盛況で幕を閉じた

改めて、中谷さん。小豆島のみなさん。ありがとう。
また。来ます。